パンダシャークローチ
Protomyzon pachychilus
岩にぴったりと貼りつく魚がいます。ヨシノボリなどのハゼや,タニノボリなどがそういった仲間で,吸盤のような器官でくっついています。それらの魚は胸ビレや腹ビレが進化?して吸盤みたいな形になっています。どういう流れで吸盤型に変形していったのか,進化の過程をタイムラプス機能で見てみたい。
ヒレが吸盤に…?いったいどういうことなんでしょうね。人間が急流で生活し始めたら,そのうちおなかが吸盤に進化したりするのだろうか。
パンダシャークローチは,養殖ができていないのか,あまり市場に出回ることはないけれど,とても愛嬌があって,温和で飼いやすい(と思う)魚です。
タニノボリの一種で,吸盤型に変形したヒレで水槽の壁面や石に貼りつきます。
オトシンクルスのようにコケ取りの役目は果たさないけれど,いろんなところを必死にはむはむする姿は見ていてとてもかわいいです。
弱アルカリ性の、水流のややきつい飼育環境で育てた方が良いという情報もあるけれど,我が家では底砂田砂,流木多めの弱酸性、あまり水流がない環境で元気に育っています。高水温には弱いかもしれません。
価格は今のところ(2020年現在),1匹3,000円程度でやや高め。調べてみても詳しい情報が載っていなくて,詳しい生態はわかりません。かわいいし,白と黒のコントラストがとてもきれいな魚だけれど,この魚を購入して飼育している身としては,知らず知らずの間に乱獲に加担していなければいいな…と思います。
白と黒の模様は,成魚になるにつれて曖昧になっていくようです。我が家では飼育して1年。4cmほどの大きさですが,まだくっきりとした白黒の模様をしています。
種類 | パンダシャークローチ |
生息地 | 中国 |
体長 | 6cm-7cmくらい |
飼育難易度 | ★★☆☆☆☆ 基本的には丈夫だと思う |
繁殖難易度 | ★★★★★★ 情報なし。あまり流通していないことから,繁殖は難しいのだと思う。 |
餌 | 人工飼料 動物性,植物性は問わないがタブレット形のものがよい |
飼育目安 | 45cm水槽に5匹くらい |
かかりやすい病気 | 白点病? |
コメント