熱帯魚と小話

クラウンキリー 道化師メダカ

クラウンキリー Pseudepiplatys annulatus クラウンキリーはアフリカに生息する卵生メダカの仲間です。熱帯魚の「卵生メダカ」というとカダヤシ目の仲間を指すことが多く,同じメダカでも日本のメダカは「ダツ目」なので,熱帯魚の...
熱帯魚と小話

コンゴテトラ アフリカの宝石

コンゴテトラ Phenacogrammus interruptus 「テトラ」というと,ネオンテトラやカージナルテトラといった南米のアマゾン川にいる魚のイメージが強いけれど,アフリカにもテトラの仲間は存在します。コンゴテトラはアフリカ産テト...
熱帯魚と小話

チョコレートグラミー 飼育難易度は苦め

チョコレートグラミー Sphaerichthys osphromenoides チョコレートの語源は,アステカ民族の言語の「苦い水」という言葉からくるようです(諸説あり)。もとは薬として服用されていたようで,歴史の中で苦い飲み物(薬)→甘い...
熱帯魚と小話

インパイクティスケリー 公家の魚

インパイクティスケリー Inpaichthys kerri ブラジル移民70周年記念式典において,ブラジルから徳仁天皇(当時皇太子)へと寄贈された魚。宮内庁がブリーダーの方に繁殖を依頼し,それが日本国内で流通するようになりました。紫って色が...
熱帯魚と小話

ラミーノーズテトラ 酔っ払い魚

ラミーノーズテトラ Hemigrammus bleheri 真っ赤な顔が特徴の小型の魚。「酔っ払いの鼻」という,ちょっと不名誉な名前がついていて,この魚が群れていると深夜の新橋っぽい景色になる(主観)。「ラミー」だから,飲んだ酒はラム酒かな...
熱帯魚と小話

バンブルビーゴビー オラつく小人

バンブルビーゴビー Brackygobius doriae 無理やり物事を前に押し進める様子を表した「ゴリ押し」という言葉があります。なんとなく,いかついゴリラがオラついてくる様子を思い浮かべるけれど,この「ゴリ」は川底の石にくっついて生活...
熱帯魚と小話

ヒルストリームローチ 癒し系妖怪魚

ヒルストリームローチ Beaufortia sp. たぶんタイガー・ヒルストリームローチなのだろうけれど,飼っている個体が何なのか正確な種類はわからない。ヒルストリームローチはタニノボリという魚の仲間の総称で,お店では「チャイナ・バタフライ...
熱帯魚と小話

オトシンクルス 初心者向けというけれど

オトシンクルス Otocinclus vittatus 人畜無害。無欲。縁の下の力持ち。たまに自分自身や身の回りのことを話し出すと,思いのほか醜い言葉を発してしまって自分自身の言葉に傷ついて,だんだん口をつぐんでいく。口をつぐんでも話さなけ...
熱帯魚と小話

ナノストムス・エクエス ペンシルフィッシュ

ナノストムス・エクエス Nannostomus eques ペンシルフィッシュとも呼ばれるこの魚は,体を斜め上方向に向けて泳ぐのが特徴です。胸ビレを小刻みにパタパタとさせながら,ハチドリのように泳ぐ姿がとてもかわいい。顔つきもちょっととぼけ...
熱帯魚と小話

エンドラーズ・ライブベアラー グッピーのようでグッピーではないグッピー

エンドラーズ・ライブベアラー Poecilia wingei エンドラーズ・グッピーという名前で売られていることもあるお魚。グッピーとよく似ているし,生態もほとんど同じだけれど,グッピーの学名はPoecilia reticulataなので,...