ゴールデンハニードワーフグラミー
Colisa chuna
長期休暇にしか更新しない系ブログになってしまっていますね。
気を取り直して少しずつ更新したい。また気絶するかもしれないけれど。
新年はじめにかく魚は,ゴールデンハニードワーフグラミーにしました。
なんとなく金運が上がりそうな魚です。宝くじ当たらないかなあ。
グラミーの仲間は,腹ビレが触角のような形に発達していて,
水槽の中のいろいろなものを腹ビレでピロピロ触ります。
複数匹飼育していると,腹ビレでじゃれあう様子も観察できます。かわいい。
ハゼの仲間は腹ビレが吸盤のような形に発達しているし,腹ビレは特殊な形に進化しやすいのだろうか。
飼いはじめた最初のころは少し臆病かもしれないけれど,好奇心旺盛なので,
慣れてきたらアテレコしたくなるような愛嬌のある動きをします。
また,グラミーやベタなどのキノボリウオ亜目は,エラ以外にラビリンス器官という肺のような役割をする器官をもっていて,空気からの呼吸も可能です。
これによって,水たまりのような貧酸素環境下でも生育できます(ただし,乾燥には弱いので陸上にあがることはできません)。
よく,「ベタはコップのような小さな容器で飼育できる。」と言われるのはそのためです。
あまりその環境で飼育することはおすすめしないけれど。
グラミーやベタは気の強い仲間が多いけれど,ゴールデンハニードワーフグラミーは比較的温和で,さまざまな魚と混泳させることができます。
ただ,餌をとるのが苦手なので,動きの速い魚との混泳は避けるか,グラミーにも餌がいきわたるくらいの量を与える必要があります。
また,他魚のヒレをかじる性質があるアベニー・パファーや,スマトラなどの仲間との混泳は避けた方がよいです。
飼育は容易で,人工飼料もよく食べます。
泳ぎはあまり上手ではないので,水流は弱めにしてあげた方が良いです。
弱酸性のよくこなれた水で飼育すると,きれいなオレンジ色・黄色の発色を見ることができます。
繁殖も容易で,オスが水面に泡の巣のようなものをつくって,交尾後そこに卵をうみつけます。
ただ,未熟な時期の雌雄の判別は難しく,素人では婚姻色が出てからしか判別できません。
プロならできるのかもしれないけれど。
また,グラミーのなかまで大きなサイズにものは,思いのほか大きくなってしまうので,
たとえば「白い色のグラミーの方がかわいい」などと言ってパールグラミーを購入すると,とんでもないことになってしまいます。気を付けましょう。
グラミーの仲間のおおまかなサイズは,以下の通りです。
(超小型種 体長3cm程度)
・ピグミーグラミー
(小型種 体長4cm程度)
・ハニードワーフグラミー
・ゴールデンハニードワーフグラミー
・リコリスグラミー ※飼育はやや難しめ
(やや小型種 体長6cm程度)
・コバルトブルードワーフグラミー
・ネオンドワーフグラミー
・サンセットドワーフグラミー
・チョコレートグラミー ※飼育はやや難しめ
(中型種 体長10~15cm程度)
・スリースポットグラミー
・マーブルグラミー
・ゴールデングラミー
・レッドグラミー
・ブルーグラミー
・パールグラミー
・シルバーグラミー ※体長20cmくらいになるかも
・キッシンググラミー ※体長20cmくらいになるかも
(大型種 体長70~100cm程度)
・オスフロネームグラミー
・レッドフィンオスフロネームグラミー
種類 | ゴールデンハニードワーフグラミー |
生息地 | 改良品種(原種はインド) |
体長 | 4cmくらい |
飼育難易度 | ★☆☆☆☆☆ 基本的には丈夫。 |
繁殖難易度 | ★★☆☆☆☆ 水草(もしくは浮草)を茂らせておけば容易。 |
餌 | 人工飼料 |
飼育目安 | 45cm水槽に5匹くらい |
かかりやすい病気 | 白点病 |
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