インパイクティスケリー 公家の魚

インパイクティスケリー Inpaichthys kerri

ブラジル移民70周年記念式典において,ブラジルから徳仁天皇(当時皇太子)へと寄贈された魚。宮内庁がブリーダーの方に繁殖を依頼し,それが日本国内で流通するようになりました。
紫って色が何となく公家っぽい。
天皇家は魚の研究に力を入れていて,明仁天皇のハゼの研究などが有名です。
また,外来種問題でよく取り上げられるブルーギルも天皇(明仁天皇)が持ち帰った魚です。ブルーギルは魚としてはとても綺麗で,淡白な身は食用にもなり,うまく管理できていればもう少し日本国内での扱いも変わっていたのかもしれない。

インパイクティスケリーは非常に美しいテトラの仲間で,紫色というか,藤色というか,微妙な色合いをしています。光の当たり具合によってはピンクだったり青い光沢が輝きます。
やや気が荒いところがあるのであまり混泳には向かないけれど,小競り合いをした時のオス同士のフィンスプレッティングは本当に見事です。
熱帯魚屋さんに売られているときは地味な印象を受けるかもしれませんが,じっくり飼い込むことで美しさが段違いになっていきます。
繁殖は簡単ではありませんが,テトラの仲間にしては難しくはないようです。

ちなみに,インパクティスケリーとよく名前を間違えられるけれど,それはファッションブランドなのでご注意。

種類インパイクティスケリー
生息地ブラジル
体長4cmくらい
飼育難易度★★☆☆☆☆ 基本的には丈夫。
繁殖難易度★★★ ☆☆☆  水草で十分な茂みをつくれば可能
人工飼料
飼育目安45cm水槽に10匹,60cm水槽に20匹くらい
かかりやすい病気白点病

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